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サーバーを無料から有料に移行するタイミングを検討する

現在このブログは、スタードメインに特典としてついてくる無料サーバーを利用しています。

この無料サーバーは、スターサーバーの有料サーバーへ簡単に切り替えることができます。

そこで、どのタイミングで切り替えるべきか、無料サーバーと有料サーバーとを比較しながら検討します。

結論からいうと、

  • ディスク容量が3GBを超えそうなとき
  • 月10,000~20,000PVを超えるようになったとき
  • 複数ドメインを1つのサーバーで使用したいとき
  • MySQLの容量が100MBを超えそうなとき
  • PHP高速化設定機能を利用したいとき
  • ドメイン名のメールを使いたいとき

このようなときが、無料サーバーから有料サーバーへと移行するタイミングだと思います。

※この記事では、 スタードメインに特典としてついてくる無料サーバー のことを「無料サーバー」、スターサーバーの有料サーバー(エコノミープランを除く)のことを「有料サーバー」と呼ぶ場合があります。

スタードメインについてはこちら↓

スターサーバーについてはこちら↓

サーバーの主な比較

2021/10/7 18:00まで、初期費用は0円になっています。

また、2021/10/7 18:00までにハイスピードプランを12ヶ月以上契約すると、利用料金が永久半額になります。

詳しくは公式サイトへ

※下の表にはないエコノミープランやエンタープライズプランがスターサーバーには存在しますが、エコノミープランではMySQLが使えない(WordPressが使えない)のでここでは除外し、また、エンタープライズプランはディスク容量以外の優位性がハイスピードプランと比べあまりなかったようだったので、ここでは除外しています。

スタードメイン
無料サーバー
スターサーバー
ライトプラン
スターサーバー
スタンダードプラン
スターサーバー
ハイスピードプラン
料金無料
(ドメイン代は必要)
初期費用:1,650円
月額:220円~330円
初期費用:1,650円
月額:440円~660円
初期費用:0円
月額:550円~1,100円
ディスク容量3GB(SSD)160GB(SSD)200GB(SSD)320GB(SSD)
データ転送量
(快適な目安)
100GB?/月15,000GB/月21,000GB/月27,000GB/月
独自ドメイン契約中のドメイン50個無制限無制限
サブドメイン10個1,000個3,000個無制限
MySQL51個
(100MBまで)
1個
(快適な目安は1,000MB)
30個
(快適な目安は1,000MB)
無制限
(快適な目安は3,000MB)
PHP高速化設定
メールアドレス500個1,000個無制限
公式サイトより(StarServer, StarDomain

ディスク容量

まず、サーバーの違いとして挙げられるのは、ディスク容量です。

スタードメイン無料サーバーは3GBですが、スターサーバーライトプランでは160GBもあります。

このディスク容量は、スターサーバーのサーバー管理ツールで確認することができます。

このブログでは現在、3GBのうち168.84MBのみ使用していました。

そのため、ディスク容量の観点からは、無料サーバーから有料サーバーに移行する必要はしばらくなさそうです。

この容量という点では、ディスク容量よりも、後述するMySQL容量の方が問題となると思います。

データ転送量

データ転送量とは、サーバーから送り出されるデータ量のことです。アクセス数が多ければ多いほど転送量は多くなります(参考サイト)。

つまり、
データ転送量=アクセス数(ページビュー数)×アクセスされたページのサイズ
ということになります。

ページビュー数(PV)は、Google Analyticsから確認できます。

ページのサイズは、PC版Chromeの場合、右上のメニューボタンからその他のツール>デベロッパーツールを選択し、その上部にあるメニューからNetworkを選択します。そして、そのページを再読み込みすると、表の下に、? MB resourcesというように、ページサイズを見ることができます。

このサイトの場合、1記事あたり5MB~10MBくらいでした。

スタードメインの無料サーバーのデータ転送量は月100GBのようなので、多めに見積もって1記事10MBだとすると、100GB÷10MB≒10,000PV、1記事5MBだとすると、20,000PVということになります。
※この月100GBはこちらの公式マニュアルに基づくものですが、これは旧スターサーバーの情報のようなので、実際には異なるものかもしれません。

したがって、月10,000~20,000PVを超えるようであれば、無料サーバーから有料サーバーへ移行すべきだといえます。

ドメイン数

スタードメイン無料サーバーは、独自ドメインの特典としてついてくるサーバーなので、その無料サーバーで使える独自ドメインは当然、その独自ドメインのみということになります。

有料サーバーになると、1つのサーバーで使える独自ドメインの数が多くなり、ライトプランでは50個使えます。

そして、サブドメイン(***.独自ドメイン、私はenoiu.comのサブドメインとしてcodes.enoiu.comを使用しています)の数は、スタードメイン無料サーバーは10個であるのに対し、ライトプランでは1,000個も使うことができます。

ただここで注意が必要なのはMySQLの数についてです。

というのも、1つのWordPressのサイトにつき1つのMySQL(データベース)を使うことになるのが基本ですが、このMySQLの数は、ライトプランも無料サーバーと同じく1個となっているため、ライトプランでは基本的に1個のWordPressサイトのみ使えるということになります。

そのため、WordPressを使うことを前提としている方(正確にいえばMySQLを使うことを前提としている方)にとっては実質上、「MySQLの数=使用できるドメイン数」ということになります。

したがって、そうした方の場合、複数のドメインを使用したい場合は、まスタードメインを契約しスタードメインの無料サーバーを使用することをまず考えます(この無料サーバーは独自ドメインの特典なので、1つのドメインにつき1つのサーバーが使えます)。
そして、もし、有料サーバーを契約する必要がある(この記事で紹介している無料サーバーから有料サーバーへと移行するタイミングだと判断した)ならば、1つのドメインにつき1つのスターサーバーライトプランを契約する、あるいは、ライトプランよりも上位のプラン(MySQLが複数使えるプラン)を1つ契約し複数のドメインを使用する、ということを考えることになると思います。

逆に、MySQLを使わないのであれば、ライトプランを1つ契約するだけで50個もの独自ドメイン、1,000個ものサブドメインを使用したサイト運営ができます。
しかし、スタードメインであれば、スタードメインの特典の無料サーバーが1つのドメインごとについてくるので、複数の独自ドメインを1つのサーバーで運営する必要(例えば、複数のドメインで無料サーバーから有料サーバーへ移行する必要があり、費用を抑えるため1つの有料サーバーのみ契約し、そのサーバーで複数ドメインを使用する場合)がなければ、複数のドメインを使用したいという理由のみで無料サーバーから有料サーバーへ移行する必要はないでしょう。

以上より、ドメイン数の観点からは、複数のドメインを1つのサーバーで使用したい場合に、無料サーバーから有料サーバーへ移行すべきだといえます。

MySQL5

MySQL5の数

ドメイン数のところで述べたように、WordPress等のMySQLを使う方にとって、このMySQL5の数は重要です。

例えば、独自ドメインですでにWordPressサイトを運営しており、追加でサブドメインでWordPressサイトを始めたい場合、無料サーバー・有料サーバーのライトプランではMySQLが1つしか使えないので、MySQLが複数使えるスタンダードプラン・ハイスピードプランにする必要があります。

MySQL5の容量

また、MySQLについては、その数だけでなく、その容量も重要となります。

無料サーバーでは、MySQLは100MBまで利用可となっていますが、ライトプラン・スタンダードプランでは快適な目安が1,000MB、ハイスピードプランでは快適な目安が3,000MBとなっています。
※この「快適な目安」とは、あくまで目安数値なので、この値を超過した場合に即座に制限されるわけではありません。もっとも、この値を著しく超過する場合やサーバーへの負荷が大きい場合、リソース制限の対象となることがあります(公式ページより)。

このMySQL容量は、phpMyAdminというツールを使って確認することができます。

スターサーバーでは、サーバー管理ツールからデータベース設定を開き、そのページ内のタブの一番右にあるphpmyadminを押すと、そのツールを見ることができます。
※この際、ユーザー名とパスワードを入力する必要がありますが、このユーザー名とパスワードは、サイトのwp-config.php内に記載されています(FFFTP等から確認できます)。

phpMyAdminを開いたら、左側にある、infomation_schemaではない方を押します。

すると、表が表示され、そのうち「サイズ」欄の一番下にMySQLの容量が表示されます。

私の場合、画像の通り、24.1MiB≒24.1MBを使用しています。

ということで、この値が100MBになりそうなら、無料プランから有料プランへと移行すべきだということになります。

PHP高速化設定

有料プラン(エコノミープランを除く)では、WordPressの処理速度がキャッシュなしで最大8倍もの高速化となる「PHP高速化設定」機能を利用することができます。

そのため、Webサイトの表示速度をもっと速くしたい、または、大量アクセスへの耐性をもっと強くしたいなら、無料プランから有料プランへと移行することを検討すべきだと思います。

メール

無料サーバーではメール機能が使えませんが、有料サーバーでは使うことができます。

そのため、そのドメイン名のメールアドレスが必要ならば、有料プランへ移行すべきです。

まとめ

以上より、スタードメインの特典である無料サーバーから、スターサーバーの有料サーバー(エコノミープランを除く)へ移行するタイミングは、

  • ディスク容量が3GBを超えそうなとき
  • 月10,000~20,000PVを超えるようになったとき
  • 複数ドメインを1つのサーバーで使用したいとき
  • MySQLの容量が100MBを超えそうなとき
  • PHP高速化設定機能を利用したいとき
  • ドメイン名のメールを使いたいとき

だといえます。

私の場合は、月10,000PVを超える見込みがついたこと、PHP高速化設定機能を使いたいこと、そして、2021/10/7まで契約すれば初期費用が0円で、ハイスピードプランは永久半額となることから、無料サーバーからハイスピードプランへ移行したいと考えています。

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