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【Flutter】プロジェクトをクローンした後やるべきこと【Android】

今まで、Windows搭載PCでアプリ開発をしていましたが、この度Mac miniを購入しました。

そこで、Windowsで作成したプロジェクトをMacへ移行する必要があります。

私は、GitHubにプロジェクトを保存しているので、これをクローンすることにしました。

が、アップデートリリースをするまでいくつか忘れそうな作業がありました。

そこで、忘備録的にこの記事で、Git Hubに保存しているプロジェクトをクローンしてからAndroidのリリースビルドまでにやるべきことをまとめます。

MacでのFlutter環境構築方法についてはこちら↓

はじめてリリースビルドする方はこちら↓

環境

  • Mac mini (M1, 2020)
  • macOS Big Sur 11.6.1

flutter doctor↓

[✓] Flutter (Channel stable, 2.5.3, on macOS 11.6.1 20G224 darwin-arm, locale
    ja-JP)
[✓] Android toolchain - develop for Android devices (Android SDK version 31.0.0)
[✓] Xcode - develop for iOS and macOS
[✓] Chrome - develop for the web
[✓] Android Studio (version 4.1)
[✓] VS Code (version 1.62.2)
[✓] Connected device (1 available)

※この記事では、GitとVSCodeとの連携手順は省きます。
GitとVSCodeとの連携について、わたしは以下の記事を参考にしました。

プロジェクトのクローン

まず、プロジェクトのクローンを作成します。

一番左の上から3つ目のアイコンをクリックして、リポジトリのクローンをクリック。

表示されたテキストボックスの下に表示されるGitHubから複製をクリック。

自分のユーザー名/
と入力すると、すでにプッシュされているプロジェクトが表示されると思います。

そしたら、クローンしたいプロジェクトをクリックします。

すると、クローンしたプロジェクトを保存する場所を選ぶダイアログが表示されます。

おそらくユーザー名のフォルダにAndroidStudioProjectsフォルダが生成されており、そのフォルダを保存先として選択するのが一般的だと思います。

「リポジトリの場所を選択」をクリックすると、クローンが始まります。

クローンが終わったら、そのプロジェクトをVSCodeで開くボタンが表示されます。

プロジェクトを開くとlibフォルダにエラーが出ているかもしれませんが、これはpubspec.yamlで記述しているパッケージを入手していないからです。

おそらくpackage out of dateみたいな通知が表示され、パッケージを入手するボタンが出ると思うので、それをクリックしましょう。

flutter pub getしてもエラーは消えるはずです。

key.properties作成・設定

アプリの署名をするための設定をします。

keystoreを保存

すでにアプリをリリースしている方であれば、keystoreを作っていると思います。

私の場合は、key.jksという名前でユーザー名のフォルダに保存していました。

まだ作成したことがない方は以下の記事を参考にしてください。

このkey.jksを現在使っているPCに移します。

私はUSBメモリで移動させました。

移動先は、Flutter SDKを保存したDeveloperフォルダにしました。

key.properties作成

すでにリリースビルドしたことがあれば、key.propertiesを作成したと思いますが、このファイルはGitHubで保存されません。

そのため、改めてkey.propertiesを作成する必要があります。

私は、この次にある作業の関係から、Android Studioで作成しました。

まず、androidフォルダを左クリックして、New > Fileを選択。

すると、ファイル名を入力するダイアログが表示されるので、key.propertiesと入力します。

ファイルを作成したら、そのファイルに以下のように記述します。

storePassword=YOUR_PASSWORD
keyPassword=YOUR_PASSWORD
keyAlias=key
storeFile=/Users/USER_NAME/Developer/key.jks

YOUR_PASSWORDには、keystore作成時に設定したパスワードを入力してください。

keyAliasはkeyのままでも大丈夫なようです。

USER_NAMEは各自のものを入力してください。

これで、アプリの署名の設定は完了です。

まだリリースビルドしたことがなく、keystoreについてAndroidManifest.xmlで設定していない方は、以下の記事を参考にしてください。

デバッグシンボルの設定

アプリ公開時に「デバッグシンボルがアップロードされていません」という警告が出るのを避けるため、デバッグシンボルをアップロードします。

まだデバッグシンボルをアップロードしたことがない場合は、以下の記事を参考にしてください。

以下では、前のPCではデバッグシンボルの設定をしたことがあるが、現在のPCではしたことがないことを前提に進めます。

NDK・CMakeインストール

まず、SDK Toolをインストールします。

インストールするのは、NDKとCMakeです。

Android Studio のメニューにあるPreferencesからAndroid SDKを選び、SDK Tools内にあるNDKとCMakeをインストールしましょう。

インストールしたら、右下にあるShow Package Detailsにチェックを入れて、NDKのバージョンを表示し、手元にメモしておきましょう。

バージョン更新

appフォルダ内にある方のbuild.gradleに、ndkVersionを記載していると思うので、先程メモしたndkVersionに変更します。

これでデバッグシンボルの設定は完了です。

Git Hubへのコミット、プッシュもしておきましょう。

これで、クローン後の作業はひとまず終了です。

あとは、コードを修正するなら修正して、pubspec.yamlのバージョンを前回リリースから更新し、flutter build appbundleすれば、リリースビルドができます。

まとめ

Git Hubに保存しているプロジェクトをクローンした後、Androidアプリをリリースビルドするまでにやるべきことをまとめました。

やるべきこととしては、key.propertiesの設定とデバッグシンボルの設定でした。

特に、key.propertiesファイルの作成やNDKのバージョン更新は忘れやすいところだと思うので、プロジェクトをクローンする際はぜひこの記事を再びご覧ください。

次の記事では、このプロジェクトをiOSでリリースするまでをまとめたいと思います。

Flutterについてもっと学びたい方はこちら↓