aab(Android App Bundle)の作成方法

Google Playにアプリをリリースするために必要なaab(Android App Bundle)ファイルの作成方法を解説します。初めてAndroidアプリをリリースする方向けにわかりやすく説明します。

先日、Androidアプリを初めてリリースしたのですが、このaabファイル作成が一番よくわからず時間をかけたので、とりあえずうまくいった方法を自分の忘備録も兼ねてまとめておきたいとおもいます。

aab(Android App Bundle)とは

Android App Bundle(aab) とは、Android の新しい公開フォーマットのことです。

簡単に言い換えると、aab とは、Google Play に Android アプリを公開するために必要な、ファイルの新たな形式のことです。

Google Play に Android アプリを公開するには、Google Play Console に aab ファイルをアップロードする必要があります。

apkとの違い

aab が新しい形式であるのに対し、新しくないものが apk(Android application Package)にあたります。

現在、Google Play Console に aab・apk どちらかを選択してアップロードすることができます。

Google Play Console にアップロードするファイル形式が aab か apk かという点では、aab と apk が一対一対応だといえると思います。

しかし、Androidデバイスに最終的にインストールされるパッケージ形式は apk であり、Google Play Console に aab 形式のファイルをアップロードした場合は、apk の生成が Google Play 側で行われることになります。

このことによる aab の主なメリットは、アプリのダウンロードサイズが小さくなるビルド時間が短縮されることです。

参考:android app bundle -developer.android.com-

aabファイルの作成方法

環境

  • Windows10 Home 64bit
  • Android Studio ver4.0

パッケージ名の確認

aabファイルを作成する前に、パッケージ名を確認しましょう。

このパッケージ名が、デフォルトの com.exmaple.・・・となっていると、Google Play でアプリをリリースすることができません。

パッケージ名は、通常、所有するドメインを逆から書いたものとすることが多いようですが、誰も使っていないパッケージ名であれば、何でも構わないようです。

パッケージ名は、ユーザー側に表示されることはあまりないですが、Google Playの URL には表示されます。

変更方法

パッケージ名は、いろんなところに記載されていますが、Refactor を使うと一括して変更できます

まず、app > manifests 中にある AndroidManifest.xml を開きます。

次に、パッケージ名にカーソルを持っていき、右クリックします。(画像1参照)

右クリックメニュー中の Refactor > Rename を選択すると、ダイアログが表示されるので、Rename Package を押してパッケージ名を変更します。

いくつかダイアログが表示されると思いますが、進めていけばパッケージ名を一括変更できます。

画像1

パッケージ名の変更が終わったら、build.gradle の applicationId を変更します。

まず、Gradle Script 中にある build.gradle (Module: app) を開きます。

次に、開いた build.gradle 中の applicationId をパッケージ名と同じ名前にします。(画像2参照)

そして、Sync Now を押してパッケージ名の変更は終了です。

画像2

keyフォルダ作成

パッケージ名が妥当なものになったら、aabファイルを作成する前に、key を保存するフォルダを作成しておきます。

アプリを作成しているフォルダ内に作成します。(画像3参照)

画像3

aabファイル作成開始

aabファイルを作成し始めます。

まず、Build から Generate Signed Bundle / APK… を選択。(画像4参照)

画像4

Android App Bundle を選択して Next を押します。(画像5参照)

画像5

新しい key の作成

新しい key を作成します。

Create new… を選択。(画像6参照)

画像6

key store path 欄の右側のフォルダマークを選択。(画像7参照)

画像7

先程作成した key フォルダを選択した後、File name を入力し、OK ボタンを押します。(画像8参照)

画像8

Password 欄に安全なパスワードを入力し、Confirm欄 にも同じパスワードを入力。

  • Key の Alias欄には、鍵を識別する任意の文字列を入力します。key0 のままでもリリースはできます。
  • Key の Password は、先程入力したパスワードとは別物です。先程のパスワードとは異なるパスワードにしたほうがいいようです。
  • Key の Validity は、鍵の有効期限のことですが、25年のままでも問題ありません。
  • Key の Certificate は、証明書の所有者の情報を入力します。すべて埋める必要は必ずしもなく、最初の First and Last Name だけ埋めてもリリースはできます。Country Code は、日本なら JP と入力します。

ビルド

Key の Certificate まで入力し終えたら、OKボタンを押します。

※ダイアログが出て、PKCS12 に移行するよう薦められますが、無視しても問題ないようです。

その後先程の情報が入力された画面が表示されます。(画像9参照)

パスワードをコンピュータに記憶させたいなら Remember passwords を押します。

Encrypted key export path 欄には、暗号化された .pepk ファイルが保存されるフォルダが表示されます。そのままで構いません。

Next ボタンを押します。

画像9

release を選択して、Finish ボタンを押します。(画像10参照)

画像10

すると、ステータスバーに Gradle Build Runnning と表示され、それが終われば、アプリを作成しているフォルダの app > release フォルダに、aabファイルが作成されます。

これで、aabファイルの作成は完了です。お疲れさまでした!

これを、Google Play Console にアップロードして、アプリについての情報を追加すれば、Google Play に Androidアプリをリリースできます。

参考:アプリへの署名 -android.developer.com-