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TWSBI(ツイスビー)の主な万年筆まとめ【TWSBI】

2021-02-15

コストパフォーマンスの高い万年筆を製造しているTWSBI。

この記事では、TWSBI(ツイスビー)の万年筆のうち、主に販売されているラインナップの種類をまとめます。

TWSBIとは

TWSBI(ツイスビー)は台湾の三文堂筆業有限公司が製造・販売するブランドです(公式ページ、Brand Historyより引用)。

もともと、OEM製造メーカーでしたが、2009年にTWSBIのブランドで万年筆を製造・販売するようになりました。

TWSBIでは、吸入式やプランジャー式といった万年筆本体にインク吸入機構が内蔵されているモデルを販売しています。

こうしたインク吸入機構が内蔵されている万年筆は高価なものが多いのですが、TWSBIでは比較的安価に手に入れることができます。

さらに、TWSBIの万年筆を購入すると、万年筆の分解キット(ミニレンチ、ミニグリス)が付属しているのも特徴的です(TWSBI GOには付属していません)。

インク吸入機構が内蔵されている万年筆は、特にインク汚れの洗浄が難しく、かつ、インク汚れが目立つので、付属の分解キットによって万年筆を分解し、隅々まで洗浄することができるのはとてもうれしいポイントです。

TWSBIのペン先はいずれもステンレススチールであり、いわゆる鉄ペンです。

鉄ペンだからといって金ペンに劣るというわけではなく、加工精度の良い鉄ペンは場合によっては金ペン以上になめらかに書けることもあります。

TWSBIのペン先も、なめらかに書けるという評判です。

ただし、日本メーカーの万年筆に比べて太めの字幅であることに注意が必要です。

以下、それぞれのモデル・シリーズについて説明します。

TWSBI GO

TWSBI GOは、スプリングのバネを1回プッシュするだけで1.4mlものインクが入る特殊な機構が搭載されています。

軸部分のカラーは、クリア、スモーク、サファイアの3色。

キャップをパチンと閉める嵌合式です。

価格税込3,740円
ペン種EF, F, M, B, スタブ1.1
サイズ長さ:約135mm(収納時)/約124mm(筆記時キャップオフ)/約168mm(筆記時キャップオン)
最大胴軸径:約15mmφ キャップ径:約15.5mmφ(クリップを除く)
ペン先ステンレススチール
素材軸:プラスチック
重量約18g
ペンハウスより

TWSBI ECO

TWSBI ECOは、尾栓を回転させてインクを吸う吸入式の万年筆で、約2mlもインクを入れることができます。

キャップと尻軸のカラーは、クリア、ブラック、ホワイト、ターコイズ、ライムグリーン、ピンク、サンセットオレンジ、トランスブルー、トランスブロッサムレッド、トランスグリーン、パステルブルー、パステルピンク、トランスオレンジ、トランスパープル、ホワイトローズゴールド、イエロー、セメントグレーの17色が現時点であるようです。

またTWISBI ECO-Tという派生モデルもあり、このモデルはグリップに改良が施され、しっかりと持ち手が固定できるようになっています。

TWISBI ECO-Tのカラーは、ブルー、イエローグリーン、コーラル、クリア、クリア&コーラル、ミントブルーの6色が現時点であるようです。

キャップをパチンと閉める嵌合式です。

価格税込5,500円
※ホワイトローズゴールドは税込8,800円。
ペン種EF, F, M, B, スタブ1.1
サイズ最大胴軸径:約12.9mmφ
キャップ径:約15.4mmφ(クリップを除く)
全長 約139mm(収納時)/約168mm(筆記時)
ペン先ステンレス
素材軸:プラスチック
※ホワイトローズゴールドは、18Kローズゴールドめっき
重量約21g
公式ページより

TWSBI DIAMOND

TWSBI DIAMONDは、TWSBIのフラッグシップモデルです。

TWSBI ECOと同様、吸入式で約2mlインクを入れることができます。(Miniは1.17ml(参考サイト))

ボディやキャップにはポリカーボネートまたはアルミニウムが、キャップリングやクリップには真鍮が使われており、高級感のある見た目になっています。

TWSBI DIAMONDには標準的な長さ(キャップ時:142mm)の580シリーズと、コンパクトな(キャップ時:118㎜)Miniシリーズの2タイプとがあり、また、グリップとピストン部にポリカーボネートが使われているスタンダードシリーズ、グリップとピストン部にアルミニウムが使われているALシリーズがあります。

さらに、ALシリーズをベースに、王冠、キャップ、テールと3か所のR=Ring(リング)にもテーマカラーを施し、またグリップを滑りにくくするため櫛目仕上げされたALRシリーズがあります。

つまり、TWSBI DIAMONDのシリーズには、

  • TWSBI DIAMOND 580
  • TWSBI DIAMOND Mini
  • TWSBI DIAMOND 580AL
  • TWSBI DIAMOND MiniAL
  • TWSBI DIAMOND 580ALR

の5シリーズがあります(MiniにALRシリーズはなし)。

カラーについて、580シリーズには、クリアとルビーレッド、Miniシリーズには、クリアとクラシック(黒)があり、580ALシリーズには、アルミニウム、エメラルドグリーン、ローズ、イセタンブルーが、MiniALシリーズには、アルミニウム、ゴールド、ミントブルー、があり、580ALRシリーズには、ニッケルグレイ、パープル、プルシアンブルー、パンチピンクがあります。また、ローズゴールドを使った、TWSBI DIAMOND 580 SMOKE ROSE GOLD Ⅱ(スモークローズゴールドⅡ)や、MiniホワイトローズゴールドⅡもあります。

キャップは、嵌合式ではなく、ねじ込み式です。

価格580・Mini:税込9,350円
580AL・MiniAL・ALR:税込11,000円
ローズゴールド:税込16,500円
(スタブは+1,100円(ローズゴールドは価格差なし))
ペン種EF, F, M, B, スタブ1.1, 1.5
(スタブ1.5は、クリア、クラシックのみ)
サイズ最大胴軸径:約13mmφ(Mini: 約12.5mmφ)
キャップ径:約15mmφ(Mini: 約14.5mmφ)(クリップを除く)
全長 約142mm(収納時)/ 約130mm(キャップオフ)
(Mini: 約118mm(収納時) / 約140mm(キャップオン))
キャップ長さ:約60mm
ペン先ステンレススチール
素材シリーズにより異なる(上記参照)
重量約29g(Miniは約19g)
公式ページより

TWSBI VAC

TWSBI VACは、プランジャー式の万年筆です。

プランジャー式とは、尾栓をくるくる回してインクを吸う普通の吸入式とは異なり、尾栓を引いて押し込むことによりインクを吸入する方式です。

尾栓を一度引いて押し込むだけでインクの吸入が完了するので、とても簡単に大量のインクを吸入することができます。

インク容量は2.37mlのようです(参考サイト
(Miniは1.98ml、参考サイト

TWSBI VACには、VAC 700, VAC Mini, VAC 700Rという3つのシリーズがあります。

VAC Miniはその名の通りコンパクトなタイプです。

VAC 700とVAC 700Rの違いはほぼなく、新しい方が700Rであり、700ではエンドキャップのねじ込み部分がプラスチックですが、700Rではその部分が金属であるのが一番の違いのようです(参考サイト)。

キャップは、嵌合式ではなく、ねじ込み式です。

価格税込12,100円(スタブは13,200円)
ペン種EF, F, M, B, スタブ1.1, 1.5
(スタブ1.5はVAC 700のみ)
サイズ最大胴軸径:約15mmφ(Mini: 約12.5mmφ)
キャップ径:約16mmφ(Mini: 約15mmφ)(クリップを除く)
全長 約148mm(収納時)/ 約175mm(筆記時)
(Mini: 約125mm(収納時)/約150mm(筆記時))
ペン先ステンレススチール
重量約32g(Miniは約24g)
ペンハウスより

まとめ

ということで、TWSBIの主な万年筆をまとめました。

TWSBIの万年筆の魅力は、吸入式やプランジャー式の万年筆が比較的安く手に入ることです。

インク吸入機構が一体化した万年筆は、コンバーターが必要な万年筆と異なり、故障すると万年筆本体を取り替える必要があるというデメリットがある一方で、インク容量が大きく、コンバーターを通すことなくインクをきれいに見ることができるというメリットもあります。

こうしたメリットを持つ万年筆を比較的安く手に入れることのできるTWSBIの万年筆は、より万年筆の魅力を広げてくれる存在だともいえます。

TWSBIの日本でのホームページはあまり更新されていないのが残念ですが、一応公式オンラインショップが公開予定のようなので、今後の販路拡大にも期待です。

TWSBI公式ページ(日本):https://twsbi-sakaijapan.com/

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