wena3発表!wena wrist pro, activeとの違いは?スペック比較

2020-10-01

wena3が発表されました!

wena3は第3世代のwena wristとなるわけですが、第2世代のwena wrist proとwena wrist activeからどこが進化したのか、スペック比較とともに紹介します。

今までのwenaについての記事はこちら

スペック比較表

wena3pro, active
内蔵電池リチウムイオン電池リチウムイオン電池
連続動作時間約1週間
※予備電力動作時間:約24時間
約1週間
充電時間約1.5時間約1.5時間
電子マネーSuica, Edy, iD, ANA, QuickPay, dPOINT, yodobashiEdy, iD, ANA, QuickPay, dPOINT, yodobashi
対応OSiOS11.0以上 / Android6.0以上iOS10.0以上 / Android6.0以上
防水性能5気圧pro: 5気圧
active: 3気圧
材質バックル部:SUS316L
(高耐食ステンレス鋼)
pro: SUS316L(高耐食ステンレス鋼)
active: シリコンラバー
充電方法wena3専用充電コネクター
USB Type-Cケーブル
pro, active各専用充電コネクター
バンド幅22mm
ラグ幅:18mm-24mm
20mm
重量metal: 80.0g
leather: 38.0g
rubber: 32.0g
pro: 85.0g
active: 40.9g
表示部有機EL、フルカラーLED有機EL、フルカラーLED
BluetoothVer.5.0Ver.4.2
センサー加速度、静電タッチ、照度、心拍、マイクpro: 加速度
active: 加速度、GPS、心拍
公式ページより

wena3とwena wrist pro, activeとの違い

wena3は、前世代のwena wrist pro, activeよりも有機ELディスプレイが大きくなり、またSuicaにも対応し、小型化・軽量化を果たしたモデルです。

以下ではより詳しくwena3について紹介していきます。

Suica対応!

何より強調しなければならないのは、やはりSuicaへの対応でしょう。

第1世代からSuicaを求める声が多く出ていたと思いますが、ようやくwena3でSuicaへ対応しました。

iOS/Android共に、wena3アプリでSuicaを発行でき、クレジットカードによるチャージも可能です。

もちろん、券売機等からのチャージによる入金もでき、さらに残高表示や前日分までの履歴表示、「新幹線eチケット」「タッチでGo!新幹線」 「スマートEX」を利用した新幹線への乗車や、JRE POINTのWEBサイトへの登録でJRE POINTをためることもできます。

ただし、オートチャージ、定期券の購入には対応していません。

Suica以外の電子マネーについては、前世代と同様、Edy, iD, ANA, QuickPay, dPOINT, yodobashiに対応しています。

また、Suica以外の電子マネー機能はおサイフリンクアプリを利用する関係で、初期設定時のみiOS端末が必要であり、この仕様も前世代と変わっていません。

ディスプレイ

wena3の有機ELディスプレイは、前世代のものよりも大きくなっており、前世代では2行までの表示でしたが、wena3では4行まで表示できるようです。

また、上下左右にスワイプできるようになり、情報の確認や機能の呼び出しがより簡単にできるようになっています。

ディスプレイには傷つきにくいCorning® Gorilla® Glass(ゴリラガラス)が採用され、手首や机の高さを超える90cmの落下衝撃にも耐えられると謳われています。
耐久性についてはこれまでも改善が要望されていた点でしたので、今回のwena3は期待できるかもしれません。

そして、前世代のモデルでは屋外での視認性が課題とされていましたが、wena3ではOLED上に配置しているフィルムの透過率を挙げることでこれを改善したようです。
また、照度センサーも搭載しており、周囲の明るさに合わせた自動輝度調整が可能となっています。

小型化・軽量化

wena3は、wena wrist activeに比べ、体積30%/厚み2.5mmの小型化を実現しています。

重量としては、wena3 metalは80.0gであり、同じくメタルバンドであるwena wrist proの85.0gよりも5gの軽量化。

レザーバンドであるwena3 leatherは38.0g。

wena3 rubberは32.0gであり、同じくラバーバンドであるwena wrist activeの40.9gよりも8.9もの軽量化を果たしています。

その他の機能

活動ログ機能

wena3では、歩数・消費カロリー・最大酸素摂取量(VO2 Max)・眠りの深さ・心拍数を計測し、ストレスレベルとエネルギー残量を推定します。

このうち、VO2 Maxとは、持久力を示す指標だとのことです。

Alexa

wena3は、Alexaを搭載しています。

wena3のボタンを押し話しかけることで利用できます。

Qrio Lockに対応

スマホで鍵の開け閉めができるQrio Lockに対応しており、スマホを取り出さずにwena3で解錠・施錠ができます。

MAMORIOに対応

スマホからwena 3を、wena 3からスマホを探すことができます。

この「MAMORIO Inside」の機能は、発売日以降のユーザーアップデートにて対応とのことです。

予備電力

wena3では、約24時間の予備電力を内蔵することにより、外出先でバッテリーが切れてしまっても24時間以内であれば電子マネー機能を利用できるようになっています。

価格

wena3 metalシルバー:¥36,300
ブラック:¥38,500
wena3 leatherブラウン:¥33,000
ブラック:¥35,200
wena3 rubber¥26,400
ソニーストアでの価格(税込)

metal, leatherいずれもブラック(Premium Black)の方が高くなっています。

注意しなければならないのは、ラグ幅に関してです。

metalにはラグ幅22mm台に対応したエンドピースがバンド本体に付属しており、leatherにはラグ幅22,23mm台に対応したレザーバンドが付属しています。

その一方で、rubberにはそうしたアクセサリーが付属していません。なぜなら、rubberは時計盤をつけず、バンド単体でもスマートバンドとして使用することが可能だからです。

rubberでも時計盤を使用するには、時計盤のラグ幅に合わせたエンドピース(¥3,520)に加え、エンドピースコネクター(¥3,300)が必要となり、合計¥33,220になります(いずれも税込)。

また、metal, leatherで本体に付属しているラグ幅以外の時計盤を使用する場合、metalは対応するエンドピース(シルバー:¥3,300、ブラック:¥3,520)を、leatherは対応するレザーバンド(ブラウン:¥4,400、ブラック:¥4,950)を別途購入する必要があります。

まとめ

ということで、wena3について紹介しました。

今までのwenaも完成度の高いモデルだったと思いますが、Suica対応となったことで購入に踏み切ることのできる方も多いと思います。

また、今回のwena3は、そのwena3モジュールを外販するということで、セイコーと協業し開発された「wiredwena」が今後発売され、シチズンもwena3を搭載した時計を開発するようです。

個人的にはwenaのコンセプトがとても好みなので、こうした販路の拡大によってさらにwenaが広まってほしいと思います。

wenaのコンセプトや今までのwenaについての記事はこちら

スペックや画像は公式ページより